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ブログ特別編 非常用電源を作る

非常用電源を作る scene6    V2Hの悪口の続き?

何もV2Hを目の敵にしようと言う訳では無く、技術面では面白い部分もありますがこのシステムの元にあるのは、EVの普及を進める為に車としての価値だけで無く、色々便利に使える事をアピールしてEVの普及を図ろうと言うものでは無いかと思います。
今では世界中がこぞって地球温暖化対策として脱炭素社会を目指しており、各国が期限を切って化石燃料車の生産中止を打ち出したりと、CO2削減や地球温暖化の為には待った無しの状況で、何とかしてEVを普及させたいのは事実です。
その為の苦肉の策と言っては失礼かも知れないですが、確かに何とかしなければ。と言う気持ちは皆同じだと思います。
しかしこのH2Vと言うシステム、どうひいき目に見てもムリがが有り一番効果が有りそうなのは電気を運べると言う点で非常時の対応と、皮肉にも電気ドロボー用の用途では?と言うのは言い過ぎでしょうか?
『あれにもこれにも使えます。とアピールしてその中に災害時の電源供給もある訳ですが、これにもチョット苦しい部分がありますが、前述のように千葉の大停電の時にも活躍されたそうで日産の営業マンからも話を聞きました。
ウソとは言いませんが、リーフには発電機能が無いと言うだけでなく、被災して停電している現場にリーフだけが行っても電気は取り出せないと言う事です。
それには、V2Hのような電力を出力させる為の設備が無いと電力供給は出来ないので、それなりの何かを繋いでの事と思いますが、その辺は報じられていないのでどうしたのか良く判りません。

実際に日産推奨のLEAF to HOMEの装置はニチコンの製品で大きさがW809xH855xD377で重量がなんと91Kgと、簡単にリーフに積んで現地に持って行ける様なしろ物では無いです。
また別に、同じニチコンより可搬式のPower Moverと言うV2H機材が出ており、こちらならW631xH500xD305で重量は38Kgとリーフにも積めなくはないですが、出力は単相3線式ではなく単相の1.5Kwが3口で4.5Kw出ており、 これはリーフなどからの給電専用のインバーターで充電などは出来ませんが、可搬式であることは非常用電源としてはメリットです。
私は政治家でも役人でもなくタダの古い考えの技術屋で純粋に技術的な視点でしか見る事が出来ず、世の中の情勢に合わない意見かも知れませんがあくまでも私の個人的な見解です。
日産リーフは愛車として毎日使っており非常に良く出来た車で大変気に入っており、ここでの意見はV2Hと言うシステムについてのみです。V2Hについて言いたい放題言ったところで次に進みます。
     

     
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